クロスインデックスの翻訳・通訳コーディネーターの雑感
中国語の「方言」
[2014/07/04] 一口に中国語といっても、話し言葉としては北京語、上海語、広東語など多くのバリエーションがあります。これは主に発音の違いによるもので、その違いは、中国人同士でも通訳が必要といわれるほどですが、書き言葉にすると文字や基本的な文法は共通しているため、別の言語ではなく「方言」という扱いをされています。逆に、別の言語とされているものでも、たとえばスペイン語とイタリア語は非常に近く、スペイン人とイタリア人が互いに自分の言葉をしゃべってもなんとか通じるそうです。それより遠い関係にあるのが中国語の「方言」なので、中国人の多くは、地元の言葉と標準語(北京語の発音を基本とする)の「バイリンガル」といえるでしょう。
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